里見八犬伝2009年04月04日 23時47分36秒

「里見八犬伝」、とういうのは1983年に公開された角川映画です。
角川映画ってタイトルは知ってるけど、観たことないというのが多くて、なにか観てみようと思ってまず観たのが「魔界転生」。
これがよかった。古い作品なので技術的に頼りない感じな部分は否めないけど、独特な雰囲気と役者のキャラの立ちっぷりが。
「魔界転生」を観たのは「若い頃の沢田研二のかっこよさ」を確認するためだったんですが(観たことなかったから)、真田広之にやられましたよ。むちゃくちゃかっこいいではないですか。
もちろん元からかっこいい俳優のイメージは強いのですが、若い頃を観たのが初めてだったので、この衝撃はでかかった。
で、若い真田広之を観るための「里見八犬伝」です。

これもよかった。薬師丸ひろ子がまぶしいくらいかわいい。でもかわいいだけじゃなくて、ちゃんと困難に立ち向かいながら成長する感じがでてる。これで当時19歳ですよ。
薬師丸ひろ子といえば「探偵物語」が印象深くて、今、この映画評をググったらずいぶん評価が低くてびっくりした。
どうも不動の人気の松田優作の工藤探偵事務所のほうの「探偵物語」にひっかけたタイトルだったのが不評の要因のひとつのようですが、なかなか映画もすてきなんですよ。工藤とはまったく違うタイプの探偵な松田優作と、薬師丸ひろ子の女子大生っぷりが。
うっかりCSで観て号泣してしまった映画なので、以後観てないんですけど、また観るかなぁ。
「里見八犬伝」は「探偵物語」よりあとなんですね。

「里見八犬伝」は「魔界転生」以上にどの俳優さんもキャラが立っててすてきでした。
志穂美悦子、岡田奈々が美しすぎる。夏木マリは若いけどもう今観るような夏木マリの顔と迫力。真田広之のすごい長髪と衣装がつぼにはまりまくり。殺陣も筋肉があるから嘘っぽくなくて、観てて飽きない。
ストーリー的にはわかりやすいお話なんですが、観出すとひきこまれてあっという間に時間が経ってしまいます。人が死ぬシーンが結構グロかったりするのに、ラストシーンがほのぼのしててよかった。
数年前にテレビでジャニーズの人がやってて、テレビで見た気がするんだけど、キャストもシーンも何も印象に残ってない。この差はなんなんだ。

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