夢見る頃もとうに過ぎ

あみこもびよりというのは、ごしょう商事という会社が発行している毛糸などの 無料カタログです。請求していたのが届いた。
毛糸ピエロというごしょう商事のネットショップがあって、そちらから請求できます。
糸の写真を眺めて、この糸を買ってあんなの作ろうかなーと妄想するのがなかなか至福な時間なのですが、このカタログのすごいところは編み図が載っているところでしょう。なんと５０点も。

編み物はお金のかかる趣味で、編み図が載っている本は高いし、道具も糸も高いです。簡単な編み図が無料でみられるというのは初心者にはありがたい。毛糸ピエロのサイトではPDFでかなりの数の編み図がみられます。

大手メーカーサイトにも無料編み図が載っていますが、ほんの申し訳程度で…。もっと「これを編むためだったら、もっと練習するし、指定糸も買う！！」と初心者を惚れさせるような編み図を無料配布してほしいものです。
あと、市販の本は眺めるのは楽しいけど、外人モデルの写真いらないとか思うときも多いので、PDFで編み図をダウンロード販売でもして欲しいですね。

今回のカタログに載っていたドイリーがすてきだったので、まずこれは編んでみようかなぁ。と思ってます。
毛糸ピエロは近くの手芸店で手に入らないような色のレース糸が安いのが嬉しい。

金曜日の編み物クラブ
ケイト ジェイコブス (著), 中根 佳穂 (翻訳)

手芸ネタの本が読みたい、とくに編み物…。という感じで探して読んでみた。

毛糸の販売店（受注制作もする）を営むシングルマザーと娘、店に集まる、編み物が得意だったり得意じゃなかったりする人々の物語。

話はわかりやすく、終盤は「さぁ、ここ、泣くところですよ」といった感じのシーンが積み重ねられます。「うわぁ、ベタだぁ」と思いつつ涙腺が緩むタイプのお話です。
その分、読んでいて映像が浮かびやすく、結構なページ数ですがあっと言う間に読めました。
みんな前向きで努力家で物わかりがよくて、年をとってる人は賢者のごとく次の世代にアドバイスしてくれたり…。アメリカの人ってみんなこんなんなんですか？って思っちゃいます。
海外ドラマとか、わかりやすい映画が好きな人だったらきっとはまると思います。おセレブ様も出てきますし。

店内の毛糸の描写とかアフガン編みのブランケットを数人で共作したりするシーンが、ちょっと編み物好きには楽しかった。
（個性のバラバラな仲間が、一つの作品を作るというのが、映画「キルトに綴る愛」っぽいですね。）
あと、食べ物がうまそうです。食べ物のおいしそうな話はいいですねぇ。
この物語の舞台「ウォーカー＆ドーター毛糸店」は実在しませんが公式サイトがあったりします。
ジュリア•ロバーツ制作主演の映画が２０１０年公開予定、続編も出版されたりと、大変人気のある作品のようです。

もし、日本でも映画が公開されたりしたら、手芸用品会社が協賛したりして…、とか妄想すると、ちょっと楽しい。